ご挨拶
大澤科学技術振興財団は、オーエスジー株式会社の創業者である故大澤秀雄が「己の事業の支えであった技術の今後の発展のために、ささやかながらお役に立ちたい」という想いのもと、日本のものづくりを支える科学技術の振興に寄与することを目的に、公益財団法人として1991年7月に設立されました。
以来、金属等の機械加工に関する生産工学及びその基礎となる理工学を重点分野とし、その研究開発や国際交流等の活動に対し、これまで総額11億5千万円を超える助成を行ってまいりました(2024年度現在)。
ものづくりの技術は、戦後の我が国の経済発展を支えてまいりました。
財団創立から今日に至るまで時代は目まぐるしく変化し続け、地球環境の保護や国際競争の激化など、ものづくりに対しても常に新しい技術が求められています。そうした中で研究開発を後押しするより良い環境を整備できるようお手伝いしていくことが当財団の使命であると感じております。
これからも創立者の遺志を引き継ぎながら研究活動の助成を継続していくことで、ものづくり産業全体の底上げと未来の発展につながる一助となれるよう努めてまいります。
今後とも皆様の変わらぬご指導とご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
理事長 大澤伸朗
設立の趣意
今日、わが国における産業経済の進歩は著しく、世界の大国としての地位を確保しつつありますが、世界各国は日本躍進の基盤としての科学技術の高度な進歩に大いに注目しております。今後、わが国が 21 世紀においても、社会、経済、文化の各方面での発展を続けるためには、科学技術水準のより一層の向上が不可欠であります。
また、わが国の国際社会での役割り分担の増大とともに、科学技術の分野での国際協力が極めて重要になっております。
わが国の科学技術は、国、地方公共団体、産業界等の強力な推進方策及び援助団体の助成策に支えられ、研究機関・研究者の不断の努力によって進められています。今後これらの推進・援助策のなお一層の拡充がまたれるとともに、さらに独創的な研究の芽を発掘してこれを育て、また研究者相互の国際協力を促進する等きめ細かな方策の必要性が増大しております。
未来を目指して、科学技術は多岐の分野にわたって、おおいなる発展が図られなければなりません。これまでの経済発展の技術的な担い手の一つであった生産工学の分野も、社会のニーズの高度化に対応するため一層の進展が求められております。また、生産工学の基盤でありかつ先駆的技術の温床である理工学の基礎的分野、生産活動と関連のある地域環境の分野等についても研究開発の重要性はますます高まっております。
このような情勢に鑑み、大澤科学技術振興財団を設立し、独創的な研究開発、国際的研究交流等に対する助成事業及び調査研究、普及啓発等の事業を行い、その基本財産である OSG Fund を効果的に運用し活用することによって、いささかなりともわが国の科学技術振興に寄与したいと願うものであります。
主たる業務
科学技術に関する研究開発、国際交流等に対する助成
重点分野
金属等の機械加工に関する生産工学及びその基礎となる理工学の分野
役員等
理事・監事
役職 |
氏名 |
現職 |
理事長 |
大澤 伸朗 |
オーエスジー(株)代表取締役社長 兼 COO |
常務理事 |
櫻井 正俊 |
当財団事務局長 |
理事 |
帯川 利之 |
東京大学名誉教授 |
理事 |
村上 良彦 |
村上技術経営研究所所長 |
役職 |
氏名 |
現職 |
監事 |
富吉 剛弘 |
オーエスジー(株)取締役常勤監査等委員 |
評議員
役職 |
氏名 |
現職 |
評議員 |
石川 則男 |
オーエスジー(株)代表取締役会長 兼 CEO |
評議員 |
大澤 茂樹 |
オーエスジー(株)顧問 |
評議員 |
大野 博巳 |
日本ハードメタル(株)代表取締役 |
評議員 |
川合 悦蔵 |
新東工業(株)フェロー |
評議員 |
夏目 雅康 |
豊川商工会議所副会頭 |
評議員 |
松元 健二 |
愛知県新城市国際交流協会事務局長 |
顧問
役職 |
氏名 |
現職 |
顧問 |
浅野 勝人 |
元内閣官房副長官 |
選考委員会
役職 |
氏名 |
現職 |
委員長 |
帯川 利之 |
当財団理事(東京大学名誉教授) |
幹事 |
櫻井 正俊 |
当財団常務理事 |
委員 |
梅本 実 |
豊橋技術科学大学名誉教授 |
委員 |
柴田 隆行 |
豊橋技術科学大学教授 |
委員 |
社本 英二 |
名古屋大学教授 |
委員 |
酒井 克彦 |
静岡大学教授 |
委員 |
竹内 芳美 |
中部大学学長 |
情報公開
定款
公益財団法人大澤科学技術振興定款(232 KB)
事業計画・予算
決算報告